NYダウが大幅安、一過性のリスクオフかそれとも…

 3月22日(金)のNY市場でダウ平均株価が前日の終値より460ドルも安い25,502ドル32セントで引けました。これは1月3日に次ぐ今年2番目の下げ幅だそうです。また株価の下落につれ、米ドル円相場も久しぶりに110円を割りました。

 これにより週末に余程良いニュースでもない限り、週明けの日経平均株価は下落でスタートすることが確実です(実際に日経平均先物は前日終値と比べて600円以上も下げています)。

 では、今後相場は下落局面を迎えるのでしょうか?もしそうだとすれば、今持っている金融資産は売却して市場と距離を置く方が良いということになります(売りで勝負する場合は別です)。しかしながら、ここ最近の大きな下落があった時にはすぐに値を戻しており、そう考えるとここは絶好の買い場とも言えます。果たしてどちらに乗ればよいのでしょうか?

日経平均は配当権利取りと権利落ちに対する思惑で乱高下か?

 今後の相場が上下どちらに動いていくかは個々人の判断となりますが、来週は3月配当の株への思惑で大きく動く可能性が高い週です。株の配当は『権利確定日に株を所有しているかしていないか、のみ』で決まるものであり、それまでの保有期間とは一切関係ありません。

 では、権利確定日とはいつでしょうか?権利確定日は一般的には月末の営業日となります。3月末が権利日であれば31日ですが、2019年の3月31日は日曜日のため29日金曜日が権利確定日になります。そしてここが重要ですが、株主として株主名簿に載るには、購入後3営業日の期間が必要です。ということは、配当を受け取るためには26日火曜日の時点で株を所有していることが必要であり、27日には所有している必要はありません。この26日を権利付き最終日、27日を権利落ち日といいます。この2日が来週にあるのが、来週株価が大きく動く要因となります。

 25日月曜日に株価が下がった状態で始まるのであれば、株価が安くなったことをこれ幸いに、配当を得るために株を購入する人が増えて株価が上がり、27日に権利落ち日を迎えると売る人が増えるため株価が下がることが予想されます。また、3月配当の企業は非常に多いため、日経平均もその動きにつられて大きく動くでしょう。ですから売るにしろ買うにしろ、この波を利用すると利益を上げやすくなるかもしれません(判断は自己責任でお願いします)。

長期投資家としてはどう動くのか?

 では長期投資家としてこの相場をどう迎え撃つのかということですが、答えは単純で「特別なことは何もしません」。もともと指値をしている値まで株価が下がってくるのを待つのみです。指値が刺さった後さらに株価が下がって含み損を抱えるかもしれません。指値まで株価が下がらず、ポジションを取れないかもしれません。しかし、それでもいいのです。そもそもそんな短いスパンでの利益を考えて投資しているわけではないからです。

 長期投資家としては、市場が乱高下して大騒ぎになっているのを「ふ~ん」と思いながら見守るぐらいでちょうどいいと思っています。  



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